MacでWindowsアプリを実行できるParallels Desktopの買い方・使い方
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こんにちは、個人事業OguLinks代表の小倉(@jun_ogulinks)です。
学生さんや新社会人など新しくPCを購入するときにWindowsではなくMacを選択する人もいるかと思います。
職種によってはMacユーザーの割合が多かったり、デザインがカッコいいとか、iPhone/iPadを持っているのでうまく連携させて使いたいなどの理由でMacを選んだりしますよね。
ただ、Windowsでしか動かないアプリやデータ共有でWindowsとMacの互換性の部分で問題が生じたりするものもあります。
そこで思うはずです、
MacでWindowsを動かせればいいのに・・・
それ簡単にできます。
今回は私も持っているParallels Desktop for Macについて特徴や製品の種類、購入の仕方、インストール、簡単な使い方について紹介したいと思います。
- MacでWindowsが使えるParallels Desktop for Macの特徴
- Parallels Desktop for Macの種類・購入方法・簡単な使い方
- 導入における注意点
前置きはいいから購入の仕方を教えてくれ!という方は「Parallels Desktopのライセンス購入方法」から読み進めてくださいね。
Macユーザーが抱える不満
Apple製品はとても素晴らしいものが多いです。
私も古いMacBook Pro(Intel)とMac mini(M1プロセッサ)を所有しています。
職場ではデータ解析用としてMac Proを使うこともあります。
普段はWindowsユーザーなのですが、仕事上どうしてもMacやLinuxが必要になることがあり、色々なOSを行き来しながら仕事しています。
しかし、個人で、しかもそれほどPCに詳しくない人が何台もPCを買ったりはしませんよね?
Macを買ったらそれ1台をできるだけ長く使いたいと思うでしょう。
そんな時に困ることがあります。
Macユーザーが困る点について少し紹介します。
Windows専用アプリが使えない
一部の職業を除き、ビジネスにおいて最も多く、かつ一般的に使われているのはWindowsのPCです。
中にはWindowsでしか使えないアプリケーションなども多く存在します。
大企業が販売しているアプリケーションであれば各OSごとのプログラムを用意してくれている場合が多いですが、開発コストが上がるため特定のOSのみプログラムを提供することが多々あります。
仕事先の人からWindowsでしか開くことができないファイルをもらって、自分はMacしか持っていなかったらどうしますか?
諦めますか?
仕事先の人にMacで開くものを用意するように伝えますか?
どちらを選択しても自分の評価が下がってしまうだろうということは簡単に予想できます。
Macは比較的簡単に使えて、画面もキレイなので愛着は湧きやすいのですが、たいていの社会はどちらかというとWindowsをベースにしていることが多い印象です
Windowsユーザーとのデータのやりとり・互換性等
WindowsとMacで両方とも同じMicrosoft Office (Word / Excel / PowerPoint)が提供されています。
ですが、互換性は完全に100%ではありません。
私は大学の課題で学生にWordの書類を作らせて提出してもらったりしていますが、Windowsでファイルを開いて「何かおかしいな?」と思い、Macで開くと正常なレイアウトになるということは今だに経験しています。
昔ほど派手におかしくなることは稀ですが、明らかにおかしいと分かるくらいの違いを感じることがあるので、この辺りはやはり注意すべき点かと思われます。
特に、Macユーザーで普段からWindowsユーザーとデータのやり取りをする機会が多い場合には要注意ですね。
というわけで、そういった問題を解決するにはどうしたらよいかというと、
Mac上でWindowsを動かせばいいじゃん
ということになります。
意味が分からないという方、安心してください。
私が大学生の頃、これを周りの同級生に話したら「は?わけわかんないんだけど」と言われました(笑)
後述するParallels Desktopを導入するかどうかは置いといても、そういった技術があるんだと知っているだけでも今後の仕事の役に立つと思いますよ。
ではもう少し掘り下げて説明していきましょう。
Mac上でWindowsアプリを使う方法
仮想化という技術があります。
Wikipediaには以下ように記載されています。
ネイティブ仮想化
同じアーキテクチャのプラットフォーム上で、ゲストOSを隔離された状態で、かつ無修正で動作させる仮想機械。この手法は IBM CP-40 などが起源とされる。メインフレーム以外の領域では、Parallels Workstation、Parallels Desktop、VirtualBox、Virtual PC、VMware Workstation、VMware Server、QEMU、Adeos、Mac-on-Linux、VirtualLogix VLX Virtualizer for VT などがある。
少し簡単に言い換えると、あるOS上で別のOSを動かすことができますよ、ってことです。
この記事の趣旨に合わせてより具体的に言うと、
Mac上でWindowsを動かすことができる
ということになります。
仮想化で使用されるものとしては以下のものが昔から有名ですね。
- Parallels Desktop(有料)
- VMware Workstation Player(有料・個人利用および非商用に限って無料)
- VMware Fusion Player(有料・個人利用および非商用に限って無料)
- VirtualBox(無料)
有料の仮想化ソフトとしてはParallelsとVMwareの知名度が高いと思われます。
研究の分野でよくLinuxを使わないといけない場面があったりしますが、人によってはVirtualBoxを使っているのをよく見かけます。
VirtualBoxは無料で使える点がよいのですが、動作が重い印象が強く、ストレスフリーで使うには少々厳しいと個人的には考えています。
また、初心者には設定が難しく簡単に導入できるとは言い難いですね。
有料のなかでもParallels Desktopの使い勝手はバージョンが上がるごとに大きく向上してきました。
ストレスなく快適にMac上でWinodwsを使いたいという方に特におすすめしています。
では、次になぜParallels Desktopを選ぶのか、というお話に入っていきましょう。
Parallels Desktopを選ぶメリット
MacOSは約1年ごとに新しいバージョンが発表されます。
MacOSをアップグレードしたい場合、普段使っているアプリもそのMacOSのバージョンに対応していなければなりません。
Parallels Desktopは頻繁にアップデートを行っており、MacOSのバージョンアップにも非常に早く対応してくれますので、その点安心です。
また、MacOSのバージョンだけでなく、最近はAppleのM系プロセッサのバージョンもどんどん上がっていっています。
そういったハードウェア上のアップデートにもしっかり対応してくれている印象です。
そして、何よりも初心者にも比較的使いやすい操作感であると感じています。
MacとWindowsのシームレスな連携
Parallels Desktopの良いところはMacとWindowsが並行して起動しているという点です。
それの何が良いかというと、ファイルなどのコンテンツをMacとWindows間で自由に行き来することができるということなんです。
下図を見てください。
Mac上の書類ディレクトリと仮想化Windows上のドキュメントフォルダは同じものを見ています。
つまり、仮想化WindowsではMacのディレクトリ構造をWindowsに置き換えてアクセスすることができるので、
Mac上のファイルをWindowsで直接編集
なんてこともできちゃいます。
Parallels Desktopを活用したWindowsアプリの実行方法
仮想化Windowsを起動して通常のWindows PCと同じようにアプリを使うことができます。
また、仮想化Windows上にインストールされたアプリへのショートカットがMac上にある場合は、ショートカットをダブルクリックするだけでParallels Desktopと仮想化Windowsが起動します。
そのため、本当にMacのアプリのような感覚でWindowsのアプリを使うことができます。
正直、これといってアプリの実行方法で迷うことはないかと思われます。
Macのアプリ一覧にショートカットがないときには、仮想化Windowsを起動して、そこから起動したいアプリを使うようにしましょう。
Parallels DesktopでのWindowsアプリケーションの使い勝手
Windowsのインストールも簡単にできるようになっており、その後の設定も特にいじる必要なく使うことができます(もちろん設定を変えることもできます)。
表示の仕方は3通りから選ぶことができ、自分の好みに合わせて変えることができます。
- Coherence(コヒーレンス)
- Windowsの画面は表示せず、Macのアプリと同じ感覚で利用できるモード
- Windows上の余計な情報が表示されないので見た目がスッキリします
- フルスクリーン
- Macの画面は映さずに、Windowsを全画面表示するモード
- Windows内の作業にのみ集中することができます
- Macの画面にもスムーズに移動可能
- ピクチャ・イン・ピクチャ
- Macの画面上に小さなウィンドウでWindowsを表示するモード
- MacとWindowsの画面を両方表示したいときに使います
Coherenceモードのときは、WindowsのスタートメニューをMacのメニューバーから起動させることができます。
下図のような感じですね。
下図ではMicrosoft storeとApp storeを並べて表示してみました。
こういった表示の仕方はParallels Desktopでないとできませんね。
フルスクリーンモードのときは、自動的にマルチデスクトップの2つ目に全画面表示されるようです。
そのため、他のマルチデスクトップ画面に移動したければ下図のようにMission Controlで画面上部にSpacesバーを表示させるか、トラックパッドなら3本指または4本指で左右にスワイプしましょう。
トラックパッドの操作になれている人であれば、フルスクリーンモードが使いやすいかもしれませんね!
ピクチャ・イン・ピクチャは他の2つのモードに比べると、あまり使う頻度は多くないかもしれません。
ですが、データファイルの場所の探索やデータファイルの中身の比較など、MacとWindowsの画面を同時に表示させておくと効率が良い場面では役に立ちそうです。
仮想化Windows起動中のParallels Desktopのメニューバーは下図のようになっています。
処理とデバイスメニューの利用頻度が多いかもしれませんね。
シャットダウンや再起動などの操作はParallels Desktop側から信号を送ることで実行します。
アプリがフリーズしてしまったときはファイル>タスクマネージャーとすれば、Windowsユーザーおなじみのタスクマネージャーが起動しますので助かります。
Parallels Desktopの使いどころや向いている人
PC初心者の方だとなかなか便利さがイメージしにくいかもしれませんね。
そこで、使いどころや向いている人はどんな人か簡単にまとめてみました。
- Windows専用アプリをMacで動かさなければならないとき
- WinodwsとMacで書類やイメージの見え方を比較・確認したいとき
- 様々なOSを利用しなければならないとき
- Windows専用UBSデバイスを使うとき
- Androidフォンと接続したいとき など
- Windowsユーザーとデータのやり取りが多い人
- Macが欲しいけど、Windows環境もないと困る人
- MacとWindowsの両方のPCを買いたくない人
- 予算の都合で買えない
- 場所を取るので嫌だ
- 2台のPCを行き来するのは面倒臭い
- MacでWindows用のゲーム(Roblox、League of Legends、Minecraft、Half-Life 2、Age of Empiresシリーズ、Fortnite、Fall Guys、Rocket Leagueなど、DirectX 11 まで対応)を遊んでみたい人
- PCを追加せずにLinuxディストリビューションを使ってみたい人 など
例えばOfficeソフトについて考えてみましょう。
MacではOfficeソフトとして自社製のPages / Numbers / Keynoteが無料で入っています。
また、Microsoft Office (Word / Excel / PowerPoint) はMac版も販売されています。
あまりいないかもしれませんが・・・
MacはApple社製のOfficeソフトが入っているのでそれで充分。
でも仕事でWindowsのMS Office使わないといけないしなぁ・・・
となれば、永続版(買い切り版)MS Officeを購入して仮想Windowsの方だけにインストールして使っても良さそうです。
Parallels Desktopでの注意点や改善点
MacでWindowsアプリ動かせれば最強じゃん!
とはならないのが世の常・・・
Parallels Desktopに限りことではありませんが、導入に際しての注意点などもあるので確認しておきましょう。
Windowsのすべてのアプリが動くわけではない
アプリによってはシステム上の制約を受けることがあります。
それはソフトウェア的にだったり、ハードウェア的にこれがないとダメですよ~、動かないですよ~といったものです。
公式サイトには以下のように説明されています。
However, some specific cases are still in the works that are not yet supported in Parallels Desktop and Windows 11 on Arm on Apple silicon:
- Windows 11 on Arm can run thousands of x86 applications. However, some of them may not work today. Microsoft and third-party software vendors introduce improvements daily, so we recommend giving it a try; it may work already. Learn more about app support and troubleshooting here.
- Nested Virtualization is not available. If you plan to use Hyper-V or Hyper-V-based technologies inside Windows, this will not work. WSL2 also will not work; use WSL1 as a workaround. Learn more in KB 129234. VBS is not available. Some emulators may not work.
- 3D acceleration is currently supported at the level of DirectX 11.1 and OpenGL 3.3. Some of the latest AAA games may not launch or run.
—以下翻訳—
しかし、Parallels DesktopとWindows 11 on Arm on Apple siliconではまだサポートされていない特定のケースもあります:
- Windows 11 on Arm は何千もの x86 アプリケーションを実行できます。ただし、現在では動作しないものもあります。Microsoft やサードパーティソフトウェアベンダーは日々改良を加えているため、一度試してみることをお勧めします。アプリのサポートとトラブルシューティングについてはこちらをご覧ください。
- 3Dアクセラレーションは現在、DirectX 11.1およびOpenGL 3.3のレベルでサポートされています。最新のAAAゲームの一部は、起動または実行できない場合があります。
- 入れ子の仮想化は利用できません。Windows内部でHyper-VまたはHyper-Vベースのテクノロジーを使用する予定の場合、これは動作しません。WSL2も動作しません。回避策としてWSL1を使用してください。詳しくは、KB 129234を参照してください。VBSは使用できません。一部のエミュレータは動作しない場合があります。
(DeepL翻訳まま)
最近の新しいMacはCPUに自社製のM系プロセッサを搭載しています。
M系プロセッサ搭載MacでParallels Desktopを使用して仮想Windowsを導入すると、Arm版のWindowsがインストールされます。
Arm版は通常のWinodwsと完全に同じものではありません。
なので、使用するアプリもArm版に対応しているものでなければなりません。
この記事執筆時点では上記のマーカーを引いた部分に気を付ける必要があります。
ですが、頻繁にアップデートされていますので、もしかしたら将来解決されるかもしれませんね。
MacとWindowsではキーボードがそもそも違う
どちらか片方しか使っていない人であれば気付かないかもしれませんが、MacとWindowsはキーボードの仕様が異なります。
Parallels Desktopで仮想Windowsを使用する場合、若干戸惑うことになるかもしれません。
かといってすごく難しいことではないので安心してください。
一例を示すとこんな感じです。
Windows | Mac |
---|---|
スタートキー | commandキー |
Altキー | optionキー |
半角/全角キー | 英数キーとかなキー (独立したキーとして配置) |
他にも違うところがありますが、まずはこの3つの違いは最低限把握しておきましょう。
Windowsのライセンスを追加購入してアクティベーションする必要がある
これはとても重要な注意点です。
Parallels DesktopでWindowsを動かすことはできますが、Windowsのライセンスが付属しているわけではありません。
公式サイトのよくある質問にも記載がありますので参考にしてください。
要するに、Parallels DesktopでWindowsを動かして使い続けたいのであれば
Windowsの新規ライセンスを追加購入しなければならない
ということです。
下図の赤枠を見てください。
「ライセンスが認証されていません」と表示されていますね。
この表示は有効なWindowsのライセンスを入力するまで消えることはありません。
このまま使い続けることはできませんので、継続して使用するにはライセンスを購入しましょう。
ライセンスの購入方法については後述する「Parallels Desktopを使ってWindowsアプリをインストールする」の項で解説します。
最新版の発表サイクルとMacOSとの対応
アップデートプログラムはメジャーとマイナーがありますが、メジャーアップデートはMacOSのバージョンアップに合わせて行われることがほとんどです。
最新版のMacOSでParallels Desktopを使いたい場合はParallels Desktopもどんどんアップデートしていく必要があります。
アップデートは費用がかかりますが、数年も放置して、MacOSだけをアップデートし続けているといずれParallels Desktopを起動することができなくなる恐れがあります。
最新MacOSにアップデートする際はParallels Desktopの対応状況についても事前確認する必要があります。
十分気を付けましょう。
Parallels Desktopの動作環境およびサポートOS
Parallels Desktopの実行環境や要件について
2つ以上のOSを同時に起動するので、マシンへの負荷は通常よりも高くなるのは仕方ありません。
Parallels Desktopを動かすために必要なマシンスペックが上図です。
ただ、最小構成は「動く」レベルであって「ストレスなく使える」レベルではありません。
ベストパフォーマンスの方を見ておきましょう。
ここで注目すべきはメモリです。
記事執筆時点でのMacの製品ラインナップを確認すると一部のモデル(MacBook Air / Pro / mini および iMac)の最も安いものは8GBメモリの構成となっています。
なので、これからMacを購入する方はメモリ16GB以上に変更(カスタマイズ)して購入するようにしましょう。
メモリサイズは大きいほど多くのアプリを同時起動しても快適にMacを使うことができます。
Parallels Desktopのような仮想化ソフトウェアでは、Macと仮想マシン(ここではWindowsのこと)でメモリを配分して使っています。
つまり、Macに搭載されているメモリサイズが小さいとWindows側に割り当てるメモリが不足してしまいます。
逆に、Windows側に多くのメモリを割り当ててしまうと、今度はMacが動かなくなってしまいます。
MacもWindowsも快適にストレスなく使いたいのであれば、メモリはたくさん積んでおいて損はありません。
Parallels Desktopを使わない時でも、マルチタスクをこなす機会が多いのであればメモリサイズはしっかり気にしておかないとダメですね。
Parallels DesktopのサポートOS
さて、Parallels DesktopはWindowsだけが使えるのではなく、他にも様々なOSをインストールすることができます。
初めてLinuxディストリビューションを触ってみたいという人の多くはUbuntuから入る人がほとんどかなぁと思いますが、もちろんUbuntuもインストールできます。
上図は記事執筆時点でのサポートされているゲストOSです。
サポートされていないものはインストールできないのか?と言われると答えは「No」です。
インストールできるサポート対象外OSもあります。
インストールできないものもあります。
それは実際、試してみないと分かりません。
Parallels Desktopを持っていなければ、無料体験版があるので、それで事前に確認しておきましょう。
Parallels DesktopとBoot Campの比較
Mac上でWindowsを動かす方法はParallels Desktopのような仮想化ソフトウェアだけではありません。
MacにはもともとBoot CampというWindowsを動かすための仕組みが備わっています。
しかし、あまり使われていないと思います。
なぜだと思いますか?
Boot Campの特徴は
- Macのマシンリソース(メモリなど)を全て使うことができる
- Macとの同時起動はできない
- MacOSとのシームレスな連携ができない
- 完全に独立したものと考えてよいと思います
- ストレージはMac用とWindows用でパーティションに分けないといけない
- Macで使えるストレージの容量が減ってしまう など
良い面もありますが、仮想化ソフトウェアと比較すると圧倒的にデメリットが多い印象です。
Macを使っているときにWindowsを使いたいとなったら、Macを再起動しなければなりませんので使い勝手が悪すぎますよね。
しかも仮想化ソフトウェアと違って共通のファイルにアクセスできないので、ファイルをUSBメモリかクラウドに一度持っていかなければならない点も面倒くさいです。
その点、Parallels Desktopをはじめとした仮想化ソフトウェアはそれらのデメリットをほぼ解決してくれています。
特にこだわりがなければ仮想化ソフトウェアの一択だと思います。
Parallels Desktopの無料体験版を利用して事前確認
無料体験版があるので、自分の使いたいOSやアプリが動くのかどうか事前確認をしておきましょう。
無料体験版は以下の公式サイトからダウンロードすることができます。
>> Parallels Desktop 無料トライアル版をダウンロード <<無料体験は14日間ですのでお気を付けを。
特に問題なく、継続して使っていきたいなと感じたらライセンスを購入しましょう。
というわけで、次はライセンス購入方法について説明していきます。
Parallels Desktopのライセンス購入方法
Parallels Desktopを購入できる場所
現在、Parallels Desktopを購入できる場所は複数あります。
上図は公式サイトに掲載されていたものですが、特に魅力を感じなければどこで購入しても構わないと思います。
私の場合、一番最初に購入した場所はもう昔過ぎて忘れてしまいましたが、更新購入は公式から手続きしています。
また、公式サイトとVector PCショップはセールをやることが結構あるので注目です。
Parallels Desktopの製品の種類と価格
以下のラインナップが存在します。
- Parallels Desktop for Mac Standard Edition
- Parallels Desktop for Mac Pro Edition(人気)
- Parallels Desktop for Business Edition
- Parallels Desktop for ChromeOS
- Parallels Desktop Standard Edition
- Parallels Desktop Pro Edition(人気)
エディション名 | 価格/年 | 教育機関向け価格 |
---|---|---|
Standard Edition | 11,500 円 | 5,750 円 |
Pro Edition | 12,900 円 | 6,450 円 |
Business Edition | 16,100 円 | – |
表にある価格は1年サブスクリプション版です。
これと別に永続ライセンス版がありますが、サブスクリプション版よりも数千円程度高くなります。
Proエディションが一番人気となっていましたが、ガチで使うレベルでなければStandardエディションでも問題ないと思っています。
これも無料体験版でちゃんと確認した上で選択するようにしましょう。
公式サイトには下図にあるエディション比較表が掲載されています。
- グラフィックスを多用する専門的な Windows アプリケーションと複数の仮想マシンを実行したい場合
- 複数のオペレーティング システムで同時にソフトウェアの開発、自動化、テスト、デバッグを実装したい場合
など、少し高度なことをしたい場合はProエディションにしましょう。
教育者向け価格(学割)あり
前述しましたがParallels Desktopには教育機関向け価格というのが設定されています。
ここでのチェックポイントをまとめると
- 対象者は
- 在校生
- 新入生
- 現職および新規採用の教職員、教師
- スタッフ
- IT 管理者
- 最大 50% 割引
となります。
対象者は結構広いのではないでしょうか。
なお、上図にもありますが、購入するには身分証明が必要となります。
この記事では話が長くなってしまうので、学割価格で購入する方法については別記事にまとめました。
購入を検討される方は参照していただければと思います。
サブスクリプション版と永続版ライセンスどちらを選ぶのがお得か
永続版は期間を決めずに一生使うことができる一方、サブスクリプション版は1年ごとに料金を支払って更新していきます。
永続版との違いは常に最新機能が使えるという点です。
また、「最新版の発表サイクルとMacOSとの対応」でも話しましたが、MacOSをアップグレードすると古いバージョンのParallels Desktopが起動できないもしくは正常に動作しなくなってしまう可能性があります。
そういった問題が起きるのが嫌な人はサブスクリプション版の方が良いでしょう。
MacOSをあまりアップグレードせずに使うという人は永続版の方がお得になります。
価格差から考えれば、2年以上おきにMacOSをアップグレードして、その都度Parallels Desktopもアップグレードするというのであれば、永続版を選びましょう。
毎年MacOSをアップグレードする方はサブスクリプション版が安心です。
Parallels DesktopのインストールとアクティベーションおよびWindowsのインストール方法
以下の公式サイトにも手順が記載されていますが、少々見づらい気がするので、改めてフローをお見せします。
私が間近で購入したのは公式サイト(Parallels Online Store)からですが、他から買ってもそれほど大差はないと思われますので、適宜読み替えて進みてみてくださいね。
- 以下が記載されていることを確認
- プロダクトキー
- ダウンロードリンク
- (人によっては無料ボーナスソフトウェアのリンクとプロダクトキー)
- Install Parallels Desktop.dmgがダウンロードされるので、ダブルクリックして開く
- Parallels Desktopのインストール.appをダブルクリック
- 開くをクリック
- OKをクリック
- 同意するをクリック
- ダウンロードが終わるまで待機
- Macにログインするときのパスワードを入力してOKをクリック
- 次へをクリック
- 3連続でOKクリック
- 全てにチェックが入っていることを確認して完了をクリック
- 続けてWindows 11をインストールする場合はWindowsのインストールをクリック
- Windowsをあとでインストールする場合はスキップをクリック(スキップ以降の手順は説明省略)
- インストールしたいWindowsのエディションを3つから選ぶ
- Home(バージョン18ではHomeが勧められていた)
- Pro(バージョン19ではProが推奨されています)
- Enterprise
- ダウンロードが終わるまで待機
- Parallels Desktopの通知を許可する
- カメラとマイクへのアクセスを許可するためにOKをクリック
- インストールが完了しましたと表示されたら画面をクリック
- Parallels アカウントを持っていなければ新規で作成してサインイン
- サインイン後に表示される画面で、メールで送られてきたプロダクトキーを入力してアクティベーションします。
- 同意をクリック
- これでWindowsのインストールが完了
- Windows 11の設定(歯車マーク)を開いて、時刻と言語>言語と地域>日本語>言語のオプションをクリック
- キーボードのレイアウトを変更するをクリック
- 日本語キーボード(106/109キー)にして今から再起動するをクリック
以上でParallels Desktop上でWindowsを使えるようになりました。
お疲れ様でした!
次はWindowsのアクティベーションですよ。
あともう少し!
後からWindowsや他のOSをインストールする方法
もしも上記のstep.3でWindowsのインストールをスキップしてしまった場合、後からインストールすることも可能です。
もちろんWindows以外のOSもインストールできますよ。
Parallels Desktopを起動して、メニューバー>ファイル>新規とすれば上図中央のインストールアシスタントが表示されます。
あとはインストールしたOSのアイコンをクリックして指示に従うだけです。
もしもOS一覧に自分がインストールしたものがなく、DVDディスクやイメージファイル(.isoファイル)を持っている場合は、「DVD/イメージファイルからWindos/その他OSをインストール」ボタンをクリックしましょう。
Parallels Desktopのアクティベーション
上記の手順ですでにアクティベーションしている場合、このセクションは不要です。
気にせず次の見出しに移動しましょう。
Parallels Desktopのアクティベーションはwebブラウザを介して行うことができます。
まずは作成したParallelsアカウントでマイページに移動しましょう。
このとき、もしも以下の画面が表示されたら何もせず、登録済みメールアドレスに確認用のメールが届いているので確認してください。
以下のページが表示されればOKです。
ライセンスキーを登録をクリックします。
ライセンスキーのところにメールで届いたプロダクトキーを入力してください。
表示名は未入力で構いません。
マイアカウントページのホーム画面に戻って「自分のParallels製品を見る」でちゃんと製品が登録されていれば大丈夫です。
その他の詳細はこちらの公式サイトにも説明がありますでの参考にしてください。
Parallels Desktop上のWindowsのアクティベーション
Windowsのアクティベーション
次にインストールしたWindowsを使い続けることができるようにするためのアクティベーションです。
Windows 11の手順で説明していきます。
まずは設定からシステムを開いて、ライセンス認証を今すぐ実行をクリックします。
これからキーを購入する場合はプロダクトキーを購入するをクリック、
すでに持っている場合はキーの入力を選択してください。
USB版とダウンロード版が選べますが、ダウンロード版の方が簡単で、すぐに使えるようになります。
以下のリンクからも同じページに移動することができます。
ダウンロード版の場合はメールでプロダクトキーが送られてきますので、上記の画面にあるプロダクトキーの入力画面から手続きをすればすぐに認証が終わります。
デスクトップ画面右下のWindowsの認証に関する注意書きが消えていれば成功です。
本当にお疲れさまでした。
Parallels DesktopとWindowsの両方でインストールとアクティベーションをする必要があるので長くなってしまいました。
Macの環境を汚さずに検証作業を行いたいなどの用途でも使えるので、色々と試してみてくださいね。
まとめ
Parallels Desktopの製品情報と導入の仕方、そしてParallels DesktopへのWindowsのインストールとアクティベーションの手順について解説しました。
昔からある仮想化ソフトの代表として非常に知名度の高いソフトですが、そもそも初心者にとってMac上で他のOSを並行して使うことができるという発想がないのですよね。
これを機に、できることを増やしていってみてはいかがでしょうか。
Windowsユーザーとのやり取りもこれまで以上にスムーズにできるようになると思いますよ。
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